2025年3月20日~万博記念公園

ちょっとした遠出

昨日までの予定だった大阪出張を急遽明日まで延長した。
会社に強制されたわけではなく、明日まで大阪にいた方が仕事がしやすいと思ったためである。

今日は「太陽の塔」を観るために、万博記念公園に行ってみる。
あと、たこ焼きも食べる。
普段から私はたこ焼きに興味が無い(というか好きでも嫌いでもない)ので大阪でも食べていない、という話を職場でしたら、絶句されてしまったので…。
大阪に来たら必ず食べるべきというほど、大阪のたこ焼きは美味しいのだろうか。
そこのところを確かめるため、実際に食べてみる。

8時頃にホテルを出て、大阪メトロ御堂筋線の大阪急行電鉄直通の列車に乗った。
万博記念公園に行く前に、先週の土曜日に訪れた服部緑地に寄った。
この前看板だけ見かけた乗馬センターが気になったので。
「いなり山」を散策しつつ、乗馬センターを外から覗いたところ、お馬さんの姿を見ることができた。

緑地公園駅から箕面萱野方面の電車に乗り、2駅先の千里中央駅にて大阪モノレールに乗り換え、万博記念公園駅で下車。
駅から人の波に乗って万博記念公園の中央口へ向かう。
途中で人が半分ほどららぽーとに流れていった。
260円で入園券を購入し、公園の中に入ると、さっそく「太陽の塔」が目の前に。

太陽の塔は学生時代の教科書やテレビで何度も目にしているが、そこまで心を動かされたことは無く、出張先の社員から熱烈に勧められるまでは観に来るつもりも無かった。
しかし、教科書やテレビなどの平面で観るのと、現地で立体として観ると全く印象が異なった。
近づけば近づくほどに圧倒される。
表面に凹凸がこんなにあったとは。
一周して色々な角度から眺めてみる。
観れば観るほどに出張先の社員が熱烈に勧めてきた理由が分かった。

斜め後ろから観ると、左右から伸びている角みたいな部分が翼のようにも見えるし、腕を広げて何かを包み込もうとしているかのようにも見える。
太陽の塔というからには太陽が塔の正面に描かれていてもいいはずだが、描かれているのは後ろである。
また、側面の稲妻のような模様は何を表しているのだろうか…。
きっと太陽の塔は観る人によって色々な捉え方ができるために、長年にわたってたくさんの人々の心を魅了してきたのだろう。

太陽の塔の内部にも展示がある。
公式サイトにて事前に予約をすれば観られるらしい。
当日券もあるとのことだが、土日はほとんど売り切れていると出張先の社員から聞いていた。
ダメもとで窓口まで行ってスタッフに確認してみたところ、キャンセルが出たとのことで運良くチケットを買うことができた。
ただ、入場時間は2時間後。
公園の中で時間を潰しつつ、それでも時間が余ったら駅の方に戻ってららぽーとに行ってみるか。

万博のアブダビ館の跡地。
建物は跡形も無いが、私はむしろこういう景色に惹かれてしまう。
昔、平泉を旅行した時に「無量光院跡」を訪れた時も同じような感覚を覚えたのを記憶している。

公園の散策を続けていると、大きな池の近くでストリートミュージシャンのバンドが演奏をしていた。
平均年齢13.5歳の「Zα SAVAGE」というバンドだった。
足を止めた観光客とともに、しばらく演奏に聴き入った。
皆さんとてもいい顔をしていらっしゃる。

我ながら老けたなあと思うが、若い人が何かに打ち込んでいる姿を見ると本当に頑張ってほしいと最近特に思うようになった。

池の近くのカフェで早めの昼食。

時間になったので、太陽の塔の内部に入場。
窓口で専用スマホケースをレンタルした。
太陽の塔の内部は1Fなら誰でも写真を撮影できるが、他のフロアは専用スマホケースをレンタルしないと撮影不可である。
専用スマホケースは常にたすき掛けするようにスタッフから案内された。
スマホを落としたりしないようにして、展示物を保護するためだろうか。

塔の内部に何があるのか、事前情報を全く持たずに訪れたのだが、内部には樹が生えていた。
樹は途中で側面に枝を伸ばしつつ、上に登るに従って生物の進化の様が表れていた。
下の方から三葉虫やアンモナイト、恐竜などと進化していき、上には人類も。

そして、樹はさらに上まで果てしなく伸びていく。
その先はどうなっているのか。
岡本太郎さんの言葉を何度も反芻しつつ、知ることの叶わない未来に思いを馳せた。

塔の左右の角の中。

太陽の塔の中から出て、「EXPO’70 パビリオン」に向かった。
この建物では1970年に開催された大阪万博に関する展示がある。
1970年の万博では当時の最先端が集められていたんだなと感じた。
私は生まれていないのでもちろん当時のことは知らないけれど、展示を観るだけでも盛り上がりが伝わってくる。
今年大阪で開かれる予定の万博のゴタゴタを考えると、少し悲しくなる。
しかし、一方で現代ではどこの国のどこの都市で開かれても当時のような盛り上がりは生まれないだろうなとは思う。
科学技術の発展が頭打ちになり、革新的な技術が生まれにくくなっている今では世界的に方向性を見失っている感はある。

太陽の塔の正面の上部に取り付けられていた顔の初代が展示されていた。
塔と同じくこの顔も様々な捉えようがあると感じる。
真ん中の突起は鼻のようであり、口のようであり、くちばしのようにも見える。
ちょっとかわいい感じもする。

万博記念公園を後にし、電車に乗ってホテルの方面に戻りつつ、スマホのGoogleマップでたこ焼き屋を探した。
「くくる」というお店の名前は聞いていたが、調べたところ「会津屋」も有名らしい。
大阪メトロ御堂筋線のなんば駅で降り、なんばウォークの中の会津屋に入った。
ちょいスセットという、たこ焼きとドリンクがセットになったメニューを注文。
これで780円はお得感がある。
ちなみに私はお酒は弱いが、これくらいなら大丈夫。
大ジョッキだったら少しきつい。

会津屋はたこ焼き発祥のお店と言われていて、そのたこ焼きの特徴はだしが利いていて、ソースやマヨネーズなどをかけずに食べられる点である。
サイズも小ぶりで、まるでスナック菓子のように次から次へと口に放り込むことができる。
もちろん味も美味しかった。

酔いが回り、ほんのりほてった状態でなんばの街を歩き、くくるの道頓堀ミナミ店に移動。
たこ焼き屋をはしごするなんて、人生初めてである。
行列に並び、たこ焼き8個を注文。
2Fの客席で食べた。
外には行列ができているのに、40席設けられている2Fには私のほかに4人組の外国人観光客しかいない。
なんだかもったいない。
テイクアウトする人の方が多いのだろうか。
会津屋のたこ焼きとは異なり、くくるのたこ焼きにはソース・マヨネーズ・青のり・かつお節などが最初からかかっている。

こっちも美味しかった。
どちらのお店のたこ焼きもふわふわ柔らかくて食べやすい。
今までたこ焼きというと、しっかり焼かれていて固めなイメージがあり、中がアツアツなのもあまり得意ではなかった。
ところ変われば品変わるということか。
大阪のたこ焼きなら好きになれるかもしれない。

たこ焼き屋を2軒はしごしたので、夕食を食べなくても夜中にお腹が空くことは無いだろう。
まだ17時と早い時間だが、ホテルに戻って部屋でテレビを観るなどしてまったり過ごそう。

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