昔、私はアイデンティティについて悩んでいた。
何かになりたくて、何者にもなれないもどかしさの中でもがいていた。
大学生の頃、『まほらば』という漫画をブックオフで見つけた。
物語の舞台である”鳴滝荘”というアパートとその個性的な住人たちに、束の間の居場所を与えてもらったような気がする。
その後、大学院に進学し、色々あってうつ病で引きこもっていた時に会いに来てくれた友人からの金言により、アイデンティティの呪縛からは解き放たれた。
正確には思い出せないが、「世の中に不変なものなど何も無い。イチローだって10年後は衰える」という感じの言葉だったと思う。
うつ病の寛解とはまた別の話だが、友人の言葉を自分なりに解釈した結果、ずいぶんと生きやすくなった。
アイデンティティとは自分で作り上げるものではなく、自分からにじみ出るものである。
参考になるかは分からないが、上の言葉をアイデンティティに悩める若人に送りたい。


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