葛(くず)を食べてみる

今日の日記

京王稲田堤駅から徒歩10分、多摩川の河川敷に来た。

河川敷で葛のつるを採集させてもらった。
YouTubeで葛のつるを茹でで皮を剥いて食べる動画を観て触発されたので。

葛は河川敷を覆いつくすレベルで繁茂していた。
さすがにこの中に分け入っていく勇気は無い。
変な虫に刺されたり、潜んでいるヘビや小動物を驚かせたりしてしまいそうだ。
しかも足を数歩踏み入れただけで、得体の知れない花に、これまた得体の知れない角が生えた15cmくらいのデカい毛虫がついていて、葉っぱにでかいウンチが数個くっついているヤバい光景を見てしまった。

ということで極力中には入らず、サイクリングロードから手を伸ばして採集することにした。
柔らかい方がいいのかなと思って厳選して採。
折ったところから乳液が出ている。

帰宅。

水洗いする。

30秒ほど塩ゆで。
一瞬で鮮やかな緑色に変わる。

皮むき。
穂先の皮が剥きにくい。

穂先は諦めて、根本に近い方だけ剥いた。

食べてみたところ、枝豆に近い味がする。
葛はマメ科の植物である。
そこまで美味しくはないが、非常時に雑草を食べなければならなくなったら、葛だったら喜んで食べるというレベル。
柔らかくて細い部分の方が食べやすいと思っていたが、予想に反して太い部分の方が食べやすかった。
外側の皮の下に繊維質の部分があり、その内側の詰まっているところが食べる部分らしいのだが、細いつるだとその食べる部分が少ない。
ちなみに、皮を剥いた状態からさらに茹でてみても繊維質の部分は食べられるようにはならず、味も消えてしまった。
どうやら太いつるを採集した方がよかったようだ。
葛にはまた挑戦しようと思う。

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