2022年1月30日

今日の日記

コロナの感染者数が多いため、ピューロに行くのはしばらく自粛することにして、休みの日は裁縫でもやっておこうかな。
そういえば前にメルちゃん(メルメルドール)とお揃いのデニムのコーデでピューロにインしたいと思い、古着屋などを探して廻ったことを思い出した。
「これだ!」と思う服が見つからないならば、いっそのこと自分で作ってしまおうかと思って、まずは洋裁の本を手に入れるため、吉祥寺のユザワヤの下の階にある啓文堂書店を訪れた。
ここはユザワヤが近いせいか洋裁関連の書籍が充実していると聞いたことがある。
確かに洋服作りの本は豊富に取り揃えられていたが、ほとんどが子ども服か女性服。
どうしたものかと思いながらコーナー付近をうろうろしていると、おあつらえ向きの本に目が留まった。
「オールシーズンのメンズ服」
表紙に載っている服をデニム生地で作りたいと思った。
あと、Tシャツ・ワイシャツ・チノパン・フード付のパーカー・パジャマなど、一般的なタイプの服が網羅されており、もちろん型紙も付属している。
作り方の説明も写真付きで丁寧。
洋裁初心者向けの基礎的なことも分かりやすく説明されている。
これが1,400円(税抜)とは、なんておトクなのかしら。

本を買って上の階のユザワヤにデニム生地を調達しにいった。
買った本によると110cm幅の生地が3mほど必要らしい。
一発で成功するとは思っていないので、練習用に安いやつが欲しい。
安いほど薄い生地になると思っていたが、そうでも無かった。
最も安い特価品の150cm幅で1mあたり500円ほどのデニム生地を3m購入したが、これがデニム生地コーナーの中で最も厚さのあるデニムだった。
デニムの生地の厚さはオンスという単位であらわされるが、触った感じ確実に12オンス以上ある。
それどころか自分が持っているどのジーンズよりも厚い気がする。
厚い生地は取り扱いが難しいので、本番では10オンスくらいでやりたい。
ちなみに同じコーナーにあった10オンスのデニム生地は110cm幅で1mあたり約1000円。
この3倍近い値段の差は何だろう…。

家に帰って本に付属の型紙の上に模造紙を敷き、鉛筆で型紙を写した。
数種類の服の型紙が重なる形で一枚にまとまっているので、別の紙に写して使わなければならない。

そして、いきなり完成写真。
8時間ほどかかった。
実はすごく間抜けな失敗をしていて、左袖を右袖と同じ型紙で作ってしまった。
最後に袖を縫い付け、試着した時に気が付いた。

襟を付けるのが最も難しかった。
もし、本番で前見頃の襟どまりの位置と襟の端が合わなかったら、縫い付ける前に襟だけ作り直そう。

でも、左袖や襟は別として、着た感じは問題なかった。
これで本番に移ろう。
個人的な好みになるが、本番ではポケットの大きさや取り付ける位置を変更する予定。

本番用の生地は先述の10オンスのデニム生地を使う。
生地からパーツを効率よくとる技術はまだ無いので、3mに加えて1m余裕を持って買うことにする。
反物をカット台のところに持っていたら、4mに足りないと店員に言われた。
何mあるか聞いてみたら3m50cmとのことで、ちょうどいいので残り全部買った。
ユザワヤで反物(紙に巻いてある状態で棚に並んでいるやつ)を残っている長さ全部買うと、ユザワヤ会員価格もしくは特価からさらに10%OFFになるので、もし希望の長さだけ残っていればラッキーだ。

家に帰って、生地に”水通し”という作業を行った。
水を張ったバケツに生地を入れ、2時間ほど漬けておく。
その後、陰干しして生乾きの状態になったらアイロンをかけて整える。
水通しは重要な作業で、水に濡れると縮む性質のある綿などで作られた生地はあらかじめ水通しを行う必要がある。
デニム生地は色落ちもするので、この作業の重要度はなおさら高い。
下の写真は水通しが終わった後の状態。
バケツに入れた状態の写真もとっておけばよかった…。
2時間漬けた後の水は少し青みがかっていた。

生地の色にムラが出てきていい感じ。
落ち着いた気もする。

いつも”シャッペスパン”というブランドのミシン糸を使っている。
ミシン糸の中で最もメジャーなブランドである。
ラインナップが豊富なのがいい。
同じ系統の色でも明るさなど少しずつ違ったものがたくさん用意されている。
練習用のデニム生地は厚かったので、厚地用の糸を買った。
下の写真の左のやつが厚地用で、右が普通地用。
厚地用が100m巻きで、普通地用が200m巻き。
練習用の服を作るのに100巻きの厚地用のミシン糸を2本半使った。
あらかじめ数本買っておけばいいだけの話だが、それよりもボビンの糸がすぐに無くなるのが煩わしい。
本番用の生地は普通地用の200m巻のミシン糸が使えるのでちょっと助かる。
ちなみに、ユザワヤでは使うべき針と糸の目安は生地の値札に書いてある。

明日から平日5日間、残業が無ければ作業をちまちま進めていきたい。

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