2026年3月23日~東京芸術劇場

ちょっとした遠出

今日は仕事帰りに池袋にある東京芸術劇場に、東京佼成ウインドオーケストラによる吹奏楽の課題曲コンサートを聴きに行った。
私の最も好きな吹奏楽曲と言っても過言ではない『アルビレオ』が演奏されるというので、数ヶ月前から楽しみにしてチケットを購入していた。
このコンサートのメインは今年度の課題曲4曲だが、他にも歴代の課題曲の中から曲が取り上げられて演奏される。
その中で、保科洋さんの卒寿を記念して、保科洋さんの曲が『アルビレオ』を含んで3曲取り上げられた。
『アルビレオ』は好きになったきっかけの演奏(CD)がある。
確かどこかの中学校の全国大会での演奏だが、その演奏が耳に染み着きすぎて、逆に味付けの違いが気になってしまった。
かなり前の方に座ったせいか、パートごとの耳への音の到達時間の違いも。
でも、約20年前から好きだった曲を生で聴くことができて興奮した。
当時の私は脳筋だったが、今の私のように色々考えて楽器と向き合っていたらどのくらい上手くなれただろうかと、ふと思うことがある。
きっと同じパートの後輩も振り回されずに済んだだろう。
昔のことを考えても仕方がないが。
私にはあの時こうすればよかったという思い出が数え切れないほどあり、今はなるべく後悔をしないように生きようとしているが、それでもなお”唐変木”などと言われてしまう。

さて、1994年度の課題曲である『饗応夫人~太宰治作「饗応夫人」のための音楽』という、太宰治の書いた小説を題材にした曲は初めて聴いた。
指揮者の大井剛史さんは「難解なようで音楽的にはシンプル」みたいなことを言っていたが、実際に聴いたところ、本当なのかと驚いた。
これは私の完全な想像になるが、太宰治の原作を読んだとしても、この曲は容易には理解できそうにも思えない。
でも、当時の中学生や高校生は半年かけて仕上げて、コンクールに臨んだのである。
どんな演奏をしたのかすごく気になってきた。
音源が手に入るかは分からないが、機会があったら聴いてみようと思う。

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