天使にまつわる話~その1~

天使は天界で神に仕える立場である。
時に、多くの徳を積んだ人間が死後に任命されることもある。
神の仕事を助けるため、天使には力が与えられる。
その力をもってすれば、下界に生きている人間の運命を左右することなど容易いことである。
しかし、その力を濫用した場合、例えば自分が生きているうちに関わった人間に特別な便宜を図った場合などには、その天使は天界で審議にかけられ、相応の罰が与えられる。
天界から追放されるだけでなく、時にはその場で存在そのものが消されることもある。
私は今朝、その審議が行われる建物を夢で見た。
四角く、茶色い建物だった。

※この記事はフィクションです。

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