ピューロでミラギフの2パレを観た後、京王相模原線に乗って多摩境駅に到着。
多摩境駅から徒歩5分ほどのところにある小山内裏公園を散策した。
春に生えるキノコであるアミガサタケが見つけられたら嬉しいなと。
これはドングリが発芽したものと思われる。
新緑の時期によく見られる。
でも、ここからドングリがなるくらいまで大きくなれるのはたぶんほんの一部だと思う。
特にこういう管理された公園では。
ウッドチップが敷かれた園路の途中に桜の老木を保護するために囲いがされている所がある。
名前は分からないが、囲いの中にキノコを見つけた。
キノコというのは人によく踏まれる場所には生えにくい。
土が固くなってしまうからである。
このように囲いがされていて人に踏まれなくなった所にすかさずキノコが生えるということは、このウッドチップの下には菌がたくさん存在していて、この公園はキノコが生えるポテンシャルを至るところに秘めていることが伺える。
視界の端を白い物が横切ったと思ったら桜の花びらだった。
今年の桜は全体的に咲くのが遅かっただけでなく、一本の樹・枝の中でも咲き方にムラがあったように思う。
でも、こうして長い期間楽しめる桜もちょっと嬉しい。
キノコには恥ずかしがり屋なところもあると思う。
カメラを首から提げてキノコの写真を撮るぞと意気込んで公園を歩いていても、なかなか見つからない。
しばらく探すのに専念しようと思ってカメラをカバンにしまった途端にキノコが見つかり出すことがある。
結局、小山内裏公園ではアミガサタケを見つけることはできなかったが、春の雑草に足を留めながら新緑の中のウォーキングを楽しむことができた。
アミガサタケを諦めきれずに、京王堀之内駅最寄りのせせらぎ緑道に移動した。
この緑道は私が初めてアミガサタケを見つけた場所である。
アミガサタケは見つからなかったが、四つ葉のクローバーを発見した。
ミニメルちゃんでぬい撮り。
昔Twitter(現X)とInstagramで「#ミニメルちゃんのおでかけ」というハッシュタグをつけてミニメルちゃんが二人横に並んだ写真を投稿していた。
またやりたい。
当時はフォロワーの数が多かったのでどうしても投稿にケレン味が出てしまっていたが、今なら気ままに楽しめそう。
余談であるが、「ケレン味」というのも歌舞伎の用語の一つである。
ウケを狙った奇抜な演出とか、そんな感じの意味。
どちらかというとマイナスな意味で使われることが多い。
「ケレン味たっぷりの芝居」というと、わざとらしい演出を多用した俗っぽい芝居を連想する。
でも、逆にケレン味の全く無い芝居も味気ないものである。
せせらぎ緑道でもアミガサタケは見つからなかった。
でも、折角の機会なので、今年私が別の場所で見つけたアミガサタケの写真を紹介する。
ここ二、三年、春にはアミガサタケを探してあちこちの公園をウロウロしていたが、見つけることはできなかった。
でも、今年は思いがけないタイミングで見つけた。
アミガサタケを探していたわけではなく、別の用で道を歩いていて、ふと視線を横に向けると目に飛び込んできた。
見つけた場所の詳細は私有地のため伏せておくが、東京23区内のとある老人介護施設の前の植え込みである。
別段緑豊かな場所ではなく、街中である。
アミガサタケの生態は完全には解明されていないが、桜の樹の近くに生えると言われている。
また、アルカリ性の土壌を好むためにコンクリートの近くに生えるという説もある。
このアミガサタケが生えていた植え込みは、まさに周りをコンクリートで固められており、近くに小さな桜の樹があった。
やはり何かしらの関係があるのだろう。
さっき、キノコは恥ずかしがり屋な一面もあると話をしたが、アミガサタケにはあまのじゃくな一面もあると思う。
探すと見つからない。
去年は猛暑の影響か、キノコをあまり見つけられなかったが、今年はたくさん見つけられるといいな。
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