今日は午前中に長沼公園に行った。
先週の木曜日に知ったことだが、長沼公園は来年の2月末まで大規模改修のため園路の多くが封鎖されている。
でも、封鎖されていない園路だけでもキノコウォッチングしてみようかと思い立ったためである。
いつもとは違う入口から公園に入り、閉鎖箇所が示された地図を改めて見て、西長泉寺尾根→長泉寺尾根→栃本尾根→野猿の尾根道の順に廻り、殿ヶ谷戸を通って長沼公園に戻ることに決めた。
西長泉寺尾根に入ってすぐのところでさっそく面白そうなキノコを見つけたが、残念なことに根元から折れていた。
昨日の大雨で軸が脆くなったのだろう。
ちなみに、今年の5月頃にも同じ場所で同じキノコを見たような気がする。
キクラゲ。
ツチグリ。
秋だなあ…。
ハナオチバタケ?
これも秋にたくさん生えてくるやつ。
ピンク色でかわいい。
今日はハナオチバタケを始めとして、落ち葉を養分とするキノコが多く見られた。
西長泉寺尾根と長泉寺尾根の合流地点。
霧降の道に繋がる道はフェンスでがっちりと封鎖されていた。
オチバタケ系のキノコは、ハリガネオチバタケとハナオチバタケとオチバタケがある。
大きさと形状と傘の裏のひだの数で区別できるらしい。
今までは大きさだけでなんとなく判断していたため、同定が正確ではなかったと思う。
今度来た時にはもう少しじっくり観察してみよう。
テングダケ系のキノコを見つけるとテンションが上がる。
これは毒がありそう。
野猿の尾根道から霧降の道に繋がる道もフェンスで封鎖されていた。
これだと間違って入りようが無いので安心である。
この群生しているキノコをたまに見かけるけど、何という名前のキノコだろう…。
これは小さいしツボも無いけど、タマゴタケかな?
まだ小さいうちに雨に打たれ、ツボがぐずぐずになって失われてしまったのかもしれない。
こいつは名前は知らないけど、たぶん傘の裏に小さな孔がいっぱい空いているやつだ。
やっぱり。
こういうのは背筋がぞわぞわするけど、つい見てしまうんだよな。
これも何だろう。
井戸たわ尾根で見つけたキノコ。
綺麗だけど、これもたぶん毒がある。
井戸たわ尾根は今まで1,2回くらいしか通ったことの無い園路であるが、結構険しい箇所もあった。
近年ナラ枯れにより増えているカエンタケでも話題に上ることがあるが、毒キノコを必要以上に恐れる風潮が広がっている。
それにより、毒を持つかどうかに関わらず、キノコを見つけると漂白剤をかけたり、人の手の届かない遠くまで蹴飛ばしたりする人がいるらしい。
もちろん幼稚園の園庭など、幼い子どもが興味本位で触ったり口に入れたりする恐れがある場所ではキノコを除去するのもやむなしである。
でも、公園や山では毒を持つものも含め、キノコは自然のまま守られるべきだと私は思う。
理由はいくつかあるが、一番は森林の多様性を守るためである。
人間にとっては毒でも他の生物にとっては毒でないこともよくあるし、菌類は生態系の中で重要な役割を果たしている。
むやみに排除するのではなく、特性をある程度理解したうえで自分なりの付き合い方をしていくのがいいのではないだろうか。
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