今日は茨城県のひたちなか市にある磯崎海岸に石を拾いに行った。
潮位を調べたところ、正午頃に干潮を迎え、かつ潮が大きく引く絶好のビーチコーミング日和だったので。
そういえば茨城県では川ではメノウを拾ったことはあるが、海では拾ったことが無い。
そこで、インターネットで調べて磯崎海岸を訪れることにした。
品川駅からJR常磐線の特急列車に乗り、水戸駅からひと駅先の勝田駅へ向かう。
車窓からの景色もだいぶ見慣れてきた。

勝田駅からはひたちなか海浜鉄道に乗り換える。
JRのホームの一角に設けられた窓口でフリー乗車券(1000円)を購入。
かわいいラッピングの施されたワンマン列車がホームで出発時刻を待っていた。
気動車だ。
興奮してきたな。


このまま磯崎駅まで直行すると、10時頃に磯崎海岸に着いてしまう。
平磯海岸から磯崎海岸までの間は石を拾える浜がいくつかあるようなので、磯崎駅の3駅手前の平磯駅で降りて平磯海岸に寄り、海岸線に沿った道を北に向かって歩いて磯崎海岸を目指すことにした。
途中の那珂湊駅で半分以上の乗客が降りた。
那珂湊は漁港としての機能を持つだけでなく、寿司屋などのレストランが複数併設された「那珂湊おさかな市場」などもあり、観光客で賑わっているようだ。
また、那珂川の河口にかかる海門橋を渡って大洗町に入れば「アクアワールド茨城県大洗水族館」もある。
私も「那珂湊おさかな市場」の中の回転寿司屋に寄りたいなと思ったが、石拾いとの両立が難しそうなので今回はパスするつもり。
平磯駅で下車。
降りたのは私と老齢の男性1人と家族連れ1組。

運転間隔はおよそ40分に1本。
水郡線よりはスケジュールの融通が利きそうだ。

平磯海岸から磯崎海岸までは「大ちゃん通り」に沿って歩いていくことになる。
「大ちゃん通り」の名前の由来については説明を割愛する。
気になった方はインターネットで調べてみてほしい。

平磯海岸。
浜には海藻がたくさん流れ着いており、磯の匂いが強く漂う中、一人散策した。
夏には海水浴場が開設されるようなので、シーズンになるとこの砂浜も観光客で賑わうのだろうか。
海岸の南側の方に石だまりがあったが、「この先波が強いため立ち入り禁止」との看板があったため、入ることはできなかった。
平磯海岸ではほとんど石を拾わなかった。
でも、ところどころに石英系の石が落ちていたので、近くの海岸でメノウを拾えそうな予感はする。

「大ちゃん通り」の歩道を北に向かって歩いていく。
海岸に降りる階段を見つけては降りてみたが、惜しい石はたくさん見つかるものの、メノウは一向に見つからない。
途中のどこかの浜で家族連れと遭遇した。
もしかしたらさっき平磯駅で一緒に降りた家族連れだったかもしれない。
子どもとそのお母さんと思われる女性が石や貝を拾っている。
何の石を探しているのかとその家族連れの女性に話しかけられ、しばしの間、石拾いトークなどに花を咲かせた。
子どもが見つけたというアンモナイトらしきものを見せられたが、ヘビガイだった。
夢を壊すようで悪かったかなあと思いつつも、ヘビガイはヘビガイなりに面白い貝で、私も本棚に飾っているよと教えてあげた。
SNSはやっているのかと聞かれたので、あまり石拾いの参考にはならないかもしれないが、一応このブログのことも女性に教えておいた。
今日は私と同じく石を拾いながら北に向かって歩いていく予定とのことだが、私の移動速度の方が速かったのか、その後は姿を見かけなかった。
良い石や貝を拾えているといいなあ。
平磯海岸から礒崎海岸までの間は見たことの無い風景の連続だった。
“平磯白亜紀層”という中生代白亜紀の地層が露出している場所があるようで。
後からインターネットで調べたところによると、この地層でアンモナイトの化石なども発見されたことがあるらしい。
そうか、だからさっきの子どもはアンモナイトを探していたのか。




磯崎海岸まで20分くらいのところにある浜まで来た。
石英系の石は非常に多いが、メノウは見つからない。

ついに磯崎海岸に到着。
時計を見るとちょうど12時頃。
干潮の時刻に合わせて磯崎海岸に着くという目論見は達成したが、ここまで特にこれといった石を拾うことができていない。
ここも少し歩いてみて見込みが無さそうだったら、早めに石拾いを切り上げて磯崎駅から那珂湊駅に移動して「那珂湊おさかな市場」で回転寿司を食べるプランも頭の中で浮上してきた。
浜の半分くらいまで歩いたところでやっぱりここでもめぼしい石は拾えないかと思っていたら、波打ち際に明らかに他の石とは違う石を発見した。
その石は子どもの握りこぶしぐらいの大きさで、この浜によく落ちている石英系の薄いオレンジ色をしているが、表面が太陽の光を反射してキラキラしている。
石の一部分に微細な水晶が生えている晶洞を持つ石はインターネットで何度も見たことがあるが、この石は晶洞が石の表面全体にくまなくできている。
探していたものではないが、すごく魅力的な石を拾ったので、一気に気持ちが楽になった。
取れ高ばかりを考えていてはよくないが、せっかく東京から茨城まで数千円の交通費をかけて来ているので、やっぱり何か拾って帰りたいのが人情である。

磯崎海岸の北の端っこまで歩いたところでひと休みしようと石に腰かけたところ、若い男性に話しかけられた。
腰に釣りで使うような折り畳みのバケツを括り付けて、手には先にスコップのような形をした金属が付いた棒を手にしている。
何かいいものは拾えましたかと聞かれた。
さっき拾ったキラキラ光る石を見せたところ、ここまで波に削られていない状態のものはやはり珍しいとのこと。
ちなみに、その男性は黒メノウを探しているらしい。
スコップのついた棒は石拾い専用の器具ではなく、農作業用の器具を転用しているそうで、これを使ってかがまずに石を拾ったりするようだ。
腰に付けたバケツの中から黒メノウを一つ取り出して見せてくれた。
その後、私が拾った石もいくつか見せたところ、その一つが黒玉髄だった。
黒メノウの仲間のような石である。
黒玉髄も濡れた状態だと綺麗ですよと教えてもらったので、男性と別れた後、黒玉髄を2個ほど綺麗なものを見定めて記念に持ち帰った。
黒メノウは見つからなかったが、黒玉髄はそこまで労せずして見つかった。
14時20分頃に磯崎駅に到着。
ちょうど阿字ヶ浦方面の列車が出発したところだった。


14時40分発の勝田駅行きの列車に乗り、勝田駅まで戻ってきた。
品川駅までの特急列車の出発時刻まで30分ほど余裕があったので、改札外にあるNEW DAYSというコンビニエンスストアで駅弁やお土産を買ったり、駅スタンプを押したりするなどした。

特急列車の中で遅い昼食。
「またべえ」という焼き鯖寿司である。


家族へのお土産のそぼろ納豆。

これは自分へのお土産。
納豆の藁に包まれているシナモンがツボだった。

無事に帰宅。
これが今日拾った石たち。

磯崎海岸で見つけた、例のキラキラ光る石。

表面には無数の微細な水晶が生えている。
Twitter(現X)に搭載されている”Grok”というAIソフトに写真を見せてみたところ、これは表面に微細な水晶の結晶が生えたメノウだとのこと。
私はジオードのように石の内部に結晶が成長するものだと思っていたが、条件によってはこのようにメノウの表面に結晶が生じることもあるらしい。
これがなぜメノウと判別できるのかについても、具体的な方法とともに教えてくれた。
私はもともとAIの信頼性に懐疑的な見方をしていたが、自分でインターネット等で調べるよりもはるかに短い時間で正解に近いところまで導いてくれるので、最近は重宝している。





キラキラ感が分かりやすいように動画も撮ってみた。
— 亀井 康平 (@teshita0621) March 8, 2026
波に全く削られなかったらどんな形をしてただろうか。
そんな想像もまた楽しい。
他にも拾った石をいくつか紹介しておく。
これは何やら意味ありげな石だが、何の石かは分からない。

とにかく丸い石。

磯崎海岸で記念に持ち帰った黒玉髄の一つ。

濡らすとより綺麗に見える。
ちなみに、磯崎海岸で会った男性はワセリンを塗るといいとも言っていた。

スマホのライトで照らしてみたところ、結構光を透過するので驚いた。
まあ玉随だもんな。


これも記念に持ち帰った黒玉髄の一つ。


濡らしてみる。
いい感じ。

これは黒玉髄とは関係なく、黒くてかっこいいので拾った。
表面に走る筋が刻まれた傷跡のようでロックである。

これはメノウじゃないかなと思って一応拾った石。

たぶんメノウだと思うけど…。

ちょっとだけ蛍光する。

この類の石は今回訪れたどこの浜でもたくさん落ちていたが、これは特に透明度が高く、以前久慈川で拾った玉髄に雰囲気が似ていたので拾ってみた。

光はよく透過するが、蛍光はしなかった。
一方で、久慈川で拾った玉髄はめちゃくちゃ蛍光する。

なんで拾ったか忘れた石。
濡れた状態だともうちょっと綺麗に見えていたのかな。



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